経産省「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」 31日から受け付け

経済産業省は、2021年度補正予算分の「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」の申請受付を31日から開始する。電気自動車(EV)1台当たりの購入補助金として最大85万円を支援するほか、充電器の補助内容も拡充する。充電インフラの整備を加速し、EVの普及を促進する。

車両購入における補助上限額は、EVは従来の40万円から最大85万円に、軽EVは20万円から最大55万円に引き上げる。21年度補正予算で計上した375億円を充てる。

充電インフラの導入支援も強化する。これまで急速充電の導入補助の対象は、高速道路のサービスエリアや道の駅などに限定していたが、今後は個人宅以外のすべてのエリアを補助の対象にする。また、普通充電の設備更新費用も補助対象に加える。

インフラ補助金の補助額も拡充する。例えばサービスエリアで6口の充電設備を設置する場合の補助上限額を、600万円から1800万円に引き上げるなど、充電口数に応じた補助施策を取り入れる。

また、電力の需給バランスに応じて自動制御が可能な高機能充電器や制御機器の導入も補助対象とするほか、高圧受電設備の補助枠も拡充する。インフラ整備の費用には、21年度補正予算で計上した65億円を充てる。